私ね、この仕事をしてると本当にいろんな人を見るの。お金持ちの社長さんもいれば、まだ若くて頑張ってる営業マンもいる。でもね、不思議なことに、本当にすごい人ほど自慢しないの。逆に、なんか必死に自分を大きく見せようとする人ほど、中身がスカスカだったりするんだよね。
マウンティングって言葉、最近よく聞くでしょ。簡単に言うと、相手より自分が上だって示そうとする行為のこと。これ、恋愛の場面で特に顕著に出るんだよね。男性も女性も関係なく、マウンティングする人っているの。今日は、そういう人たちに共通する性格とか心理について、私がこれまで見てきた実例も交えながら話していくね。
まず最初に言っておきたいのは、マウンティングする人って、一見すごく自信があるように見えるってこと。堂々としてて、自分の意見をはっきり言って、なんか輝いて見えることもある。でもね、それって全部ハリボテなの。中身を覗いてみると、驚くほど脆くて、不安でいっぱいなの。
マウンティングする人に一番多い特徴は、強烈な自己愛、いわゆるナルシシズム傾向ってやつ。自分を特別だと思いたい欲求がものすごく強いの。でもね、本当に特別な人って、わざわざ「自分は特別だ」ってアピールしないでしょ。だって、本当に特別なら、周りが勝手に認めてくれるから。アピールしなきゃいけない時点で、実は自分でも「自分は大したことない」って分かってるの。それを認めたくないから、必死に他人と比べて「自分が上だ」って確認しようとするんだよね。
ここでちょっと面白い話があってね。私の知り合いに、すごくお金持ちの社長さんがいるの。その人、高級車を何台も持ってて、タワマンの最上階に住んでて、誰が見ても成功者なんだけど、絶対に自分からそういう話をしないの。で、ある日その人に「なんでそんなに控えめなんですか」って聞いたら、こう言ったの。「本当に持ってる人は、見せびらかす必要がないんだよ。見せびらかしたくなる時は、自分に自信がない時なんだ」って。この言葉、すごく腑に落ちたんだよね。
話を戻すと、マウンティングする人に多い二つ目の特徴は、劣等感とか自己肯定感の低さなの。これ、一番目の自己愛と矛盾してるように聞こえるかもしれないけど、実は表裏一体なんだよね。自分に自信がないからこそ、外側を飾り立てて、他人より優位に立とうとする。深いコンプレックスを抱えてて、それをマウンティングで埋めようとしてるの。
例えばね、私のお店に来てたある女性のお客さんの話なんだけど、その人、会うたびに彼氏の話をするの。「彼、東大卒で外資系勤務なの」「年収は2000万超えてるの」「この前、ハワイ連れてってもらったの」って。最初は「へえ、すごいね」って聞いてたんだけど、だんだん気づいたの。この人、自分自身の話を全然しないんだよね。彼氏のスペックは語れるけど、自分が何を頑張ってるとか、自分の夢とか、そういう話が一切出てこない。結局その人、彼氏に振られた後、すごく落ち込んでて、「私には何もない」って泣いてたの。彼氏のスペックでマウンティングしてた時間で、自分を磨けばよかったのにって、ちょっと切なくなったな。
三つ目の特徴は、共感能力の欠如ね。マウンティングする人って、相手がどう感じるかを想像できないか、想像しても気にしないの。「自分が勝てばいい」って思考なんだよね。
32歳の男性から聞いた話なんだけど、付き合って3ヶ月くらいの彼女に、こう言われたんだって。「私って昔からモテてさ、元彼は全員イケメンでハイスペだったけど、あなたは顔は普通だけど優しいから好きになった」って。彼女としては褒めてるつもりだったのかもしれないけど、言われた側からしたら「俺は妥協されてるってこと?」って傷つくよね。その人、結局別れたって言ってた。「優しい」って言葉が、急に安っぽく聞こえるようになったって。
この彼女、たぶん本気で悪気はなかったと思うの。でも、相手がどう感じるかを想像する力がなかったんだよね。自分の「モテてきた歴史」を語ることで優位に立ちたかっただけで、それを聞いた彼がどう思うかなんて考えてなかった。こういう人と付き合うと、ことあるごとに傷つけられるの。しかも相手は「何が悪いの?」って本気で分かってないから、話し合いにもならないんだよね。
四つ目は、承認欲求が異常に強いこと。SNSのいいね数、彼氏のスペック、ブランド品、全部外からの評価でしか自分を測れないの。自分の内側に「これでいい」っていう基準がないから、常に他人の目を気にして、他人と比べて、それで一喜一憂してる。
私ね、Instagramで「幸せアピール」ばかりしてる人を見ると、ちょっと心配になるの。本当に幸せな人って、わざわざSNSで証明する必要ないんだよね。大切な人との時間を、写真撮ってキャプション考えて投稿するよりも、その瞬間を一緒に楽しむことに使うから。「見て見て、私こんなに幸せなの」ってアピールしてる時点で、その幸せは誰かに認めてもらわないと成立しない、脆い幸せなの。
五つ目は、競争意識が異常に高いこと。恋愛においても「友達よりいい男を捕まえた」「元カノより可愛いと言わせたい」って、常にランキングをつけたがるの。
これ、男性でもいるんだよね。彼女を「トロフィー」みたいに扱う人。可愛い彼女を連れて歩くことで、自分の価値が上がると思ってる。そういう人って、彼女の内面とか、一緒にいて楽しいかとか、そういうことより「周りからどう見られるか」を優先するの。当然、そんな関係は長続きしないよね。
26歳の女性から聞いた話だけど、大学のサークル同期と5年ぶりに再会したら、その子が結婚指輪を見せびらかしながらこう言ったんだって。「うちの旦那、私のこと世界一可愛いって毎日言ってくれるの。あなたの彼氏は?」って。その女性は同棲中で普通に仲良くやってたのに、急に比較されて、なんかモヤモヤしたって言ってた。
この同期の子、たぶん幸せを共有したかったんじゃなくて、「私の方が幸せ」って確認したかったんだろうね。でもね、幸せって比べるものじゃないの。誰かより幸せじゃないと幸せを感じられないなんて、それ自体がすごく不幸なことだと思う。
六つ目の特徴は、被害者意識が強いこと。「誰も私の努力を分かってくれない」「あの子ばっかりチヤホヤされてる」って、すぐに嫉妬を被害妄想に変換するの。自分が認められないのは、周りが悪い、環境が悪い、運が悪いって思ってる。自分を省みることがないから、いつまでも同じパターンを繰り返すんだよね。
七つ目は、支配欲とかコントロール欲。相手を下に見ることで、関係性の主導権を握ろうとするの。恋愛でこれをやる人は本当に厄介で、付き合ってるうちにどんどん自信を奪われていくの。「お前はダメだ」「俺がいないと何もできないだろ」って言われ続けると、本当にそう思い込んじゃうことがあるんだよね。
ここで一つ、ちょっと切ない話をさせて。マウンティングする人の中には、過去に強いトラウマとか、貧困や虐待の経験がある人もいるの。「二度と下に見られたくない」っていう防衛反応として、マウンティングが癖になってる人もいるんだよね。
私の知り合いで、すごくマウンティングが激しかった女の子がいたの。何かにつけて「私の彼氏の方がいい」「私の方がモテる」「私の方が稼いでる」って言ってくる子。正直、付き合いづらいなって思ってた。でもある日、その子が酔って泣きながら話してくれたの。子供の頃、お金がなくて、学校でいじめられてたって。「お前んち貧乏」って言われ続けて、大人になった今でもその恐怖が消えないって。だから必死に「自分は上だ」って証明しようとしてたんだって。
その話を聞いて、ちょっと見方が変わったな。もちろん、だからといってマウンティングしていいわけじゃないんだけど、その人なりの理由があるんだなって。傷ついた子供が、大人の体の中でまだ泣いてるんだなって思ったら、少し切なくなったの。
でもね、これは理解するための話であって、我慢しろって話じゃないの。理由があろうとなかろうと、マウンティングされる側は傷つくから。自分を守ることは、わがままじゃないからね。
さて、恋愛で特に目立つマウンティングのパターンをいくつか紹介するね。
まず「彼氏や夫のスペック自慢」。これ、女性に多いんだけど、「うちの彼、東大卒で年収1500万なんだよね」とか、誰も聞いてないのに言ってくる人いるでしょ。30歳の女性から聞いた話だと、合コンで知り合った子とLINEを続けてたら、初デート前に「彼氏が外資系で年収2000万超だから、私もう結婚考えてるんだ」って送られてきたんだって。なぜ初対面の男にそれを言うのか、意味が分からなくてドン引きしたって言ってた。
次に「見た目やスタイルで優位に立とうとする」パターン。27歳の女性の話だと、ママ友で、会うたびに「私、産後3ヶ月で48キロまで戻ったよ。あなたはまだ戻らないの?」ってニコニコしながら聞いてくる人がいたんだって。毎回体重報告してくるのに、こっちが痩せてる時は黙って、太った時だけマウント取ってくる。精神的にキツくなって距離を置いたって。
「モテ自慢」で元カノや現カノを下げるパターンもある。さっき話した32歳男性の話がまさにそれだよね。「元彼は全員イケメンでハイスペだったけど、あなたは顔は普通」って、それ褒めてるつもりなの?って思うよね。
女性同士だと「セックス関連のマウンティング」も多いの。29歳の女性から聞いた話だと、女友達グループで飲んでると、必ず一人が「うちの彼、毎晩3回戦は当たり前。あなたの彼はもう40代だしキツくない?」って言ってくるんだって。別に回数競争してるわけじゃないのに、なんでそんなこと言うのか意味が分からないって。ちなみにその子、結局旦那に浮気されて離婚したらしいの。なんか因果応報というか、そういうことばっかり気にしてる人って、大事なものを見失ってるんだろうね。
あとね、「私の方が愛されてる」アピールする人もいる。「うちの旦那、私のこと世界一可愛いって毎日言ってくれるの」とかね。いやいや、本当に愛されてるなら、わざわざ他人に言わなくていいでしょって思う。
マッチングアプリで会った男性の話も面白かったな。初デートで女の子がこう言ったんだって。「前の彼氏に貢がせすぎて400万使わせちゃった。でも私って癒し系だから男が勝手に貢ぐんだよね」って。それ、自慢じゃなくてヤバい人宣言だよね。その男性、2軒目でお開きにしたって言ってた。賢明な判断だと思う。
一番厄介なのは「隠れマウンティング」ね。「あなたって本当に頑張り屋だよね」って、一見褒めてるように聞こえるでしょ。でも実は「私は努力しなくてもこれだけできてる」って言いたいの。「私ブスだからさ」って言うのも、「あなたもブスでしょ、同類だよね」って巻き込もうとしてる。「彼に甘えすぎちゃって」は、「あなたは甘えられる立場じゃないよね」ってマウント。こういう遠回しな言い方が一番タチが悪いの。
さて、ここまで読んでくれた人の中には、「自分もマウンティングしてるかも」って不安になった人もいるかもしれないね。正直に言うと、誰でも多かれ少なかれマウンティング的なことをしちゃう瞬間はあるの。自分の成功を話したくなる時、相手より優位に立ちたくなる時、それは人間として自然な感情だから。
大事なのは、それに気づけるかどうか。「あ、今自分、マウント取ろうとしてたな」って自覚できれば、ブレーキをかけられる。でもマウンティングが癖になってる人は、その自覚すらないの。だから何度でも同じことを繰り返して、周りの人を傷つけ続けるんだよね。
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