恋煩いとは?症状と対処法を恋愛初心者にやさしく解説

「あの人のことばかり考えて、何も手につかない…これって、もしかして恋煩い?」

こんな風に思ったこと、ありませんか?

初めまして。恋愛コンサルタントとして15年、延べ2000人以上の恋の悩みに寄り添ってきた私が、今日は「恋煩い」について、優しくお話しさせていただきますね。

最初に言っておきたいのは、恋煩いって決して悪いものじゃないんです。むしろ「ちゃんと誰かを好きになれている証拠」なんですよ。

でも、その気持ちが強くなりすぎると、日常生活に支障が出てしまうこともある。それが今日お話しする「恋煩い」の正体です。

まずは、恋煩いって何なのか、一緒に見ていきましょうか。

恋煩いというのは、簡単に言えば「恋する相手のことを考えすぎて、心も体も疲れてしまう状態」のことなんです。

これね、料理に例えると分かりやすいかもしれません。

恋って、最初はちょうどいい塩加減のスープみたいなもの。温かくて、心地よくて、幸せな気持ちになれる。でも、そこに塩を入れすぎてしまうと、しょっぱくて飲めなくなってしまいますよね。

恋煩いは、まさにその「塩を入れすぎた状態」なんです。

私の元には、毎日のように恋煩いで悩む方々が相談に来られます。

27歳の会社員、さくらさんもその一人でした。

彼女が相談室のドアを開けたとき、私は正直驚きました。目の下にクマができていて、頬もこけている。まるで何日も眠れていないような様子だったんです。

「先生…私、もうどうしていいか分からなくて」

さくらさんは、椅子に座るなり、ぽろぽろと涙を流し始めました。

聞けば、同じ部署の先輩のことが好きで好きでたまらなくて、でもその気持ちをどうしていいか分からず、毎晩寝られない日が2ヶ月も続いているとのこと。

「朝起きても、まず彼のことを考えてしまうんです。会社に行く電車の中でも、彼のことばかり。仕事中も、彼の声が聞こえるたびに心臓がバクバクして。お昼休みも、彼が誰と話しているか気になって、ご飯が喉を通らなくて…」

さくらさんの話を聞いていて、私は胸が締め付けられる思いでした。

この子は今、恋の喜びじゃなくて、恋の苦しみの真っ只中にいるんだって。

恋煩いの症状って、実はとても具体的で、体にはっきりと現れるんです。

一番分かりやすいのが、食欲の変化。

さくらさんのように食べられなくなる人もいれば、逆に食べ過ぎてしまう人もいます。これね、天気に例えると分かりやすいんですよ。

恋煩いって、心の中で台風が起きている状態なんです。その台風のせいで、体のバランスが崩れちゃう。だから、食欲という「気圧」が乱れるんですね。

睡眠も同じ。

寝ようと思ってベッドに入っても、頭の中で相手のことがぐるぐる回って眠れない。やっと眠れたと思っても、夢の中まで相手が出てきて、朝起きたら余計に疲れている…。

これ、私も20代の頃に経験があります。

当時、私は大学の同じゼミにいた男性に恋をしていました。彼は3つ年上で、とても優しくて、話していると時間を忘れるくらい楽しかった。

でも、私には彼女がいるって噂があって。

その噂を聞いた日から、私の恋煩いが始まったんです。

夜、布団に入ると「彼は今、彼女と電話してるのかな」「二人で楽しく過ごしてるのかな」って考えちゃって。考えれば考えるほど、胸が苦しくなって、涙が出てきて。

気づいたら朝の4時、みたいなことが何度もありました。

当時の私のスマホの充電履歴を見たら、きっと夜中の2時、3時に何度も画面を開いた痕跡があるはず(笑)。彼のSNSを見ては、投稿の意味を深読みして、勝手に落ち込んでいました。

今思えば、完全に恋煩いでしたね。

体の症状だけじゃなくて、心にも色々な変化が起きるんです。

集中力が落ちる、っていうのは本当によくある症状。

さくらさんも言っていました。

「エクセルの表を作っていても、気づいたら彼のデスクの方をぼーっと見てしまっていて。上司に『さくら、大丈夫?』って心配されちゃいました」

分かります、すごく分かります。

恋煩いのときって、脳のメモリの大部分が「好きな人」で占領されちゃうんですよ。スマホで例えると、バックグラウンドでめちゃくちゃ重いアプリが動いているような状態。だから、他のアプリ(仕事や勉強)がフリーズしちゃうんです。

それから、ため息が増えるのも特徴的。

無意識にため息が出て、周りの人に「どうしたの?疲れてる?」って聞かれる。でも、本人は恋のことで頭がいっぱいだから、疲れているのか幸せなのか、自分でもよく分からなくなっているんですよね。

感情のジェットコースターも、恋煩いあるあるです。

朝、彼から「おはよう」ってLINEが来ただけで、空を飛べるくらい幸せになる。でも、お昼に既読スルーされたら、一気に奈落の底に落ちる。

この上がり下がりの激しさ、遊園地のジェットコースターより激しいです(笑)。

32歳の営業マン、タケシさんの話も印象的でした。

タケシさんは、マッチングアプリで知り合った女性に恋煩いになったんです。

「先生、僕、仕事中も彼女のことばかり考えてしまって。営業先に向かう車の中でも、彼女からLINEが来てないかスマホを何度も確認して。危うく事故を起こしそうになったこともあります」

タケシさんの声は、震えていました。

「夜も、彼女がオンライン表示になっているのを見ると『誰と話してるんだろう』って不安で不安で。朝まで眠れない日もありました」

彼の目の下のクマを見て、私は「これは深刻だな」と思いました。

恋煩いって、実は脳の中で化学反応が起きているんです。

専門的な話になりますが、恋をすると脳内でドーパミンという物質がたくさん出ます。これは「幸せホルモン」とも呼ばれていて、相手のことを考えるだけでワクワクするのは、このドーパミンのおかげなんです。

でも、このドーパミンが出過ぎると、今度は興奮状態が続いて眠れなくなったり、他のことに集中できなくなったりする。

さらに、安定をもたらすセロトニンという物質が減ってしまって、不安になったり、落ち込みやすくなったりするんですね。

これを身近なもので例えると、コーヒーみたいなものかな。

コーヒーを適量飲むと、頭がすっきりして気分も良くなります。でも、1日に10杯も20杯も飲んだらどうなります?心臓がバクバクして、手が震えて、眠れなくなって、体調を崩しますよね。

恋煩いは、まさにその「恋のカフェイン過剰摂取」状態なんです。

じゃあ、どんな人が恋煩いになりやすいのか。

実は、真面目で一生懸命な人ほど、恋煩いになりやすいんですよ。

さくらさんもタケシさんも、仕事では評価されている真面目なタイプでした。

真面目な人って、恋愛でも一生懸命になりすぎちゃうんです。「完璧にやらなきゃ」「失敗したくない」って思うから、相手の一言一句を深読みして、自分の行動を何度も反省して。

これ、学校のテストみたいなものなんですよ。

テストって、真面目に勉強する人ほど緊張しますよね。「100点取らなきゃ」って思えば思うほど、プレッシャーで苦しくなる。

恋煩いも同じで、「完璧な恋愛をしなきゃ」って思う人ほど、苦しくなっちゃうんです。

それから、恋愛経験が少ない人も要注意。

久しぶりの恋、初めての本気の恋だと、感情のコントロールの仕方が分からなくて、暴走しちゃうことが多いんです。

25歳の保育士、ユカリさんがまさにそうでした。

「先生、私、高校生のとき以来の恋なんです。大学も女子大で、就職してからも職場は女性ばかりで…。それが、姉の結婚式で出会った男性に一目惚れしちゃって」

ユカリさんは恥ずかしそうに、でも嬉しそうに話してくれました。

「最初は『素敵な人だな』くらいだったんです。でも、その日の夜からもう、頭から離れなくて。姉に連絡先を聞いて、勇気を出してLINEを送って、返事が来たときは嬉しくて嬉しくて、一晩中寝られませんでした」

「でも、それからが大変で…。彼からの返事が来るまで、ずっとスマホを握りしめていて。仕事中も、子どもたちと遊んでいても、頭の片隅はいつも彼のこと。同僚に『ユカリ先生、最近ぼーっとしてるけど大丈夫?』って心配されました」

ユカリさんの話を聞いていて、私は自分の昔を思い出しました。

そうそう、恋愛経験が少ないと、この「好き」っていう感情の扱い方が分からないんですよね。まるで、初めて自転車に乗るときみたいに、バランスの取り方が分からなくて転びそうになる。

ここで、ちょっと面白いエピソードを一つ。

私のクライアントさんの中に、38歳の研究者の男性がいたんです。彼、普段は論理的で冷静な人なんですが、恋煩いになったときの行動が面白くて。

彼は好きな女性のことを「研究対象」のように分析し始めたんです(笑)。

「彼女の返信時間の平均値は7.3分。しかし、私が質問形式のメッセージを送った場合は4.2分に短縮される。これは私への好意の表れと考えられる」

なんて、エクセルで表まで作ってました。でも、その分析に没頭しすぎて、本来の研究がおろそかになって、上司に怒られたそうです(笑)。

これも恋煩いの一つの形なんですよね。

依存体質の人も、恋煩いになりやすいです。

これは、一人でいるのが寂しい、誰かに頼りたいっていう気持ちが強い人のこと。

タケシさんもそうでした。

「僕、実は5年前に離婚していて。それから一人暮らしで、週末も一人で過ごすことが多くて…。だから、彼女と出会ったとき、『やっと孤独から解放される』って思っちゃったんです」

タケシさんの声には、切なさが滲んでいました。

「でも、それが良くなかったんですよね。彼女に依存しすぎて、重いって思われて…。結局、フラれちゃいました」

依存って、植物に例えると分かりやすいかもしれません。

植物は適度に水をあげれば元気に育ちますが、水をあげすぎると根腐れして枯れてしまいます。恋愛も同じで、相手に依存しすぎると、関係が壊れちゃうんです。

それから、意外かもしれませんが、普段は仕事バリバリのキャリア志向の人も恋煩いになりやすいんですよ。

35歳の弁護士、アヤカさんがそうでした。

「先生、私、仕事では冷静に判断できるのに、恋愛になると途端にダメになるんです」

アヤカさんは、いつも凛としていて、法廷でも堂々と弁論できる女性でした。でも、恋の話になると、まるで別人のように不安そうな表情になるんです。

「好きな人ができると、その人のことばかり考えてしまって。法律書を読んでいても、彼の顔が浮かんできて。依頼人との打ち合わせ中も、スマホが鳴るたびに『彼からかな?』って気が散って…」

「普段は論理的に考えられるのに、恋愛のことになると感情が暴走して、自分でもコントロールできないんです」

これね、実はよくあることなんです。

普段、理性で感情を抑えている人ほど、恋という「感情の洪水」が来たときに、ダムが決壊したように抑えきれなくなっちゃうんですよ。

では、恋煩いになってしまったら、どうすればいいのか。

まず大切なのは、「これは病気じゃなくて、自然な反応なんだ」って認めること。

さくらさんにも、最初にそう伝えました。

「さくらさん、あなたは何も悪くないんですよ。ちゃんと人を好きになれる、素敵な心を持っているんです」

その言葉を聞いて、さくらさんはまた涙を流しました。でも、今度は少しほっとしたような、安心したような涙でした。

「そうなんですか…?私、自分がおかしいのかと思っていました」

「おかしくなんかないですよ。ただ、その気持ちが強すぎて、今は少し疲れちゃってるだけ」

恋煩いの対処法、一つ目は「体を動かすこと」。

これ、本当に効果的なんです。

運動すると、脳内でセロトニンっていう安定ホルモンが出るんですね。さっき説明した、恋煩いで減っちゃうホルモンです。

タケシさんには、ジョギングを勧めました。

「最初は『走ってどうなるんだ』って半信半疑でしたけど、走ってみたら確かに気持ちが楽になって。走っている間は、彼女のことを考える余裕もなくて(笑)」

運動って、心の換気みたいなものなんです。部屋の空気が淀んでいたら、窓を開けて新鮮な空気を入れますよね。運動も同じで、心に新鮮な風を送り込んでくれるんです。

二つ目は、「友達に話を聞いてもらうこと」。

ユカリさんには、信頼できる友達に恋の悩みを打ち明けるよう勧めました。

「親友に全部話したら、めちゃくちゃ笑われました(笑)。でも、『ユカリ、可愛いじゃん。青春してるね』って言ってくれて。話を聞いてもらっただけで、すごく気持ちが軽くなりました」

これ、圧力鍋の蒸気を抜くみたいなものなんですよ。

心の中に溜まった感情という「蒸気」を、誰かに話すことで外に出す。そうすると、爆発しなくて済むんです。

三つ目は、「相手以外のことに時間を使うこと」。

アヤカさんには、仕事以外の趣味を見つけることを提案しました。

「昔やっていたピアノを再開したんです。ピアノを弾いている間は、本当に集中できて。彼のことを忘れられる貴重な時間になりました」

「それに、ピアノ教室で新しい友達もできて。恋愛だけが人生じゃないんだなって、改めて思えました」

これは、心の投資先を分散させるようなものです。

株式投資でも、一つの会社だけに全財産を投資したら危険ですよね。いろんな会社に分散投資する方が安全。恋愛も同じで、好きな人だけに全エネルギーを注ぐんじゃなくて、仕事や趣味や友達にも分散させる。

そして最後に、一番大切なこと。

「自分を責めないこと」です。

恋煩いになると、「私って弱いな」「こんなんじゃダメだ」って自分を責めちゃう人が多いんです。

でもね、恋煩いって、人を好きになれる優しい心の証拠なんですよ。

私は15年間、何百人もの恋に悩む人たちを見てきました。その中で気づいたことがあります。

恋煩いを経験した人は、必ず成長するんです。

さくらさんは、その後どうなったと思います?

実は、勇気を出して先輩に気持ちを伝えたんです。結果は残念ながら「ごめん」でした。でも、さくらさんはこう言ってくれました。

「先生、フラれたのは悲しかったです。でも、あのとき勇気を出してよかったって思います。もやもやを引きずるより、すっきりしました」

「それに、あの恋煩いの経験があったから、今の彼氏との付き合い方も分かるようになりました。好きすぎても苦しいし、程よい距離感が大切なんだなって」

タケシさんも、恋煩いから学びました。

「あのとき、彼女に依存しすぎた失敗があったから、今は自立した恋愛ができるようになりました。一人でも楽しめる自分がいて、その上で誰かと一緒にいるって、こんなに心地いいんだなって」

ユカリさんは、今、素敵な彼と交際中です。

「あのとき、初めての恋で恋煩いになって、すごく苦しかったです。でも、あの経験があったから、今は好きっていう気持ちとうまく付き合えてます」

恋煩いは、恋愛の教科書みたいなものなんです。

最初は読むのが大変で、意味も分からなくて、苦しい。でも、最後まで読み終えたとき、「ああ、これが恋愛なんだな」って理解できる。

もしあなたが今、恋煩いで苦しんでいるなら。

まず、深呼吸してください。

そして、自分に言ってあげてください。

「私は、ちゃんと人を好きになれる。それって、すごいことなんだ」って。

恋煩いは、あなたの心が生きている証拠です。感じる心があるから、苦しくもなるし、嬉しくもなる。

その気持ちを、大切にしてください。でも、その気持ちに飲み込まれないように、上手に付き合っていってください。

運動して、友達と話して、趣味を楽しんで。

そして何より、自分を責めないで。

恋煩いは、いつか必ず終わります。そして、その経験は必ずあなたを成長させます。

私も、大学時代の恋煩いがあったから、今こうして恋愛コンサルタントとして皆さんの力になれているんです。

あのとき苦しかった経験が、今では宝物です。

だから、今苦しんでいるあなたも、きっと大丈夫。

その涙も、その不安も、その眠れない夜も、いつかあなたの宝物になります。

一人で抱え込まないでくださいね。辛くなったら、誰かに話してください。

そして、「恋って、苦しいけど、やっぱり素敵だな」って、いつか笑える日が来ることを信じてください。

あなたの恋が、甘く優しい思い出になりますように。

心から応援しています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次