「なんで私、いつも報われないんだろう」って、夜中に布団の中で考えたこと、ない?
私はある。しかも一度や二度じゃなく、何度も何度も。枕に顔をうずめて、声も出さずにただじっとしてた夜が、正直言ってけっこうある。
恋愛がうまくいかないとき、たいていの人は「外側」に原因を探す。「もっと可愛ければ」「もっとスタイルよければ」「もっと面白いキャラだったら」って。でも、その前に見るべきものが、実は「内側」にあったりするんだよね。
それが、自己肯定感。
「自己肯定感が低い」って、どういうこと?
自己肯定感って、なんかふわっとした言葉に聞こえるじゃないですか。「自分を好きになろう!」とかポスターに書いてありそうで、正直「はいはい、そういうやつね」って思ってた時期が私にもあった(笑)。
でもね、もう少し具体的に言うと、自己肯定感って「自分が存在していいと思える感覚」のこと。
例えで言うと、スマホのバッテリー残量みたいなイメージ。
バッテリーが80〜100%のとき、何でもできる感じがするでしょ。LINEも返せるし、写真も撮れるし、地図も使える。でもバッテリーが10%になった瞬間、何もする気がなくなる。通知も怖い。充電器を探してオドオドし始める。
自己肯定感が低いって、まさにその「バッテリー10%状態」で恋愛してる感じ。
余裕がないから、ちょっと既読スルーされただけで「嫌われた?」ってなる。ちょっとそっけない返信が来ただけで、布団に入ってぐるぐる考え続ける。相手が悪いわけじゃないのに、受信するたびにビクビクしてる。
私の話、少ししてもいい?
24歳のとき、職場の先輩に片思いしてた。
3歳年上で、仕事ができて、笑うとちょっと目が細くなるタイプの人。(今思い出してもわかる、好きだったな〜)
でもその頃の私、自己肯定感がガリガリに削られた状態だった。大学時代に付き合ってた人に「もっと気が利く子がよかった」って振られて、それからなんか、ずっと自分の「気の利かなさ」が頭から離れなくて。
で、先輩にも必死に気を利かせようとしてた。
コーヒーを頼む前に出す。残業してたら「何か手伝えることありますか」って声をかける。飲み会では隣に座れるよう、さりげなく早めに席を取る。もう、ほんとに全力で。全力で「気が利く私」を演じてた。
(あの頃の私、相当必死な顔してたと思う。今なら自分に「落ち着いて」って言いたい笑)
結果は? 玉砕。
しかも、あとから共通の友人に聞いたら「なんか、ちょっと距離感が近くて…」って言われてたらしい。距離感! 気を利かせてたつもりが、距離感がおかしい人になってた。
あの話を聞いた瞬間、口の中が一瞬ぽかーんとして、次の言葉が出なかった。
自己肯定感が低いと、恋愛でこうなる
私みたいな経験、実はすごくよくあるパターン。
自己肯定感が低い状態で恋愛すると、だいたい3つのことが起きる。
①「好かれるための行動」が全面に出る
さっきの私みたいに、相手に「いい人」と思われることが最優先になって、自分の気持ちや都合は後回し。ご飯に行くお店も「あの人が好きそうなところ」、休日の過ごし方も「あの人が楽しそうなこと」。気づいたら、自分の好みがどこにあったかわからなくなってる。
これ、すごく怖いことだよ。自分を見失ったまま付き合い始めると、関係が長くなるほどしんどくなってくるから。
②LINEや態度に「重さ」が出る
バッテリー10%状態で恋愛してると、相手の一言一言に左右されやすくなる。「既読ついたのにまだ返信来ない…(10分後)…まだ来ない…(20分後)…もしかして怒ってる?」ってやつ。
相手からしたら「ちょっと忙しかっただけ」なのに、こっちは一人でジェットコースターに乗ってる状態。疲弊するのは自分だし、それが態度に出ると相手も息苦しくなる。
③「どうせ私なんか」が口癖になる
これが一番やっかい。
好きな人から連絡が来なかったとき、「どうせ私なんかに興味ないよね」って自動的に変換されてしまう。可能性を最初から潰してしまう。
料理に例えるなら、まだ火もつけてないのに「どうせ焦げる」って諦めて鍋を流しに捨てるようなもの。もったいなさすぎるじゃん!
じゃあ、自己肯定感って上げられるの?
ここで「毎日日記を書きましょう!」「ポジティブ思考を心がけましょう!」みたいなことを言うつもりは、実はあんまりない。
そういうアドバイス、試したことある人はわかると思うんだけど、三日坊主になりやすい。そして「続けられなかった自分」でまた自己肯定感が下がる、っていう悲劇が起きる(泣)。
だから私が実際にやって「あ、これは本当に変わった」と感じたことを、正直に書く。
小さな「できた」を積み上げる
最初は本当に小さいことでいい。
「今日、いつもより早く起きられた」「昨日より少し丁寧に洗顔した」「後回しにしてたメールを返した」。それだけでいい。
なんでこれが効くかというと、脳って「成功体験」を積み重ねることで、少しずつ「自分はできる」という感覚を取り戻してくるから。お菓子のスタンプカードみたいなものだよ。一個一個は地味だけど、気づいたら全部埋まってる、あの感じ。
私が実際にやってたのは、毎晩寝る前にスマホのメモに「今日できたこと3つ」を書くこと。最初は絞り出すのも大変だったけど、1ヶ月も続けると「案外私、いろいろやってるじゃん」ってなってくる。
「ひとりの時間」を楽しめるようにする
恋愛がうまくいかないとき、ひとりの時間が怖くなることがある。考えすぎちゃうから。
でも、「ひとりを楽しめる人」って、なぜかモテるんだよね。これ、不思議じゃない?
理由は単純で、ひとりを楽しめる人は「余裕がある」ように見えるから。余裕のある人のそばにいると、一緒にいて楽なんだよね。
私がひとり時間の練習としてやってたのは、ひとりでカフェに行くこと。最初は「ひとりでいる自分、なんか寂しそうに見える?」ってそわそわしてた。でも3回も行けば慣れる。むしろ、ゆっくりできて好きになってた(笑)。
「この人に好かれたい」より「この人と一緒にいて楽しいか」を基準にする
これ、恋愛初心者に一番伝えたいことかもしれない。
自己肯定感が低いうちって、「好かれること」がゴールになりやすい。でも本来、恋愛って「一緒にいて楽しいか」「この人の隣にいる自分が好きか」の方がずっと大事。
好かれることに必死になってると、相手を見てるようで、実は「相手に映る自分」しか見てない。これ、気づいたときちょっと怖かった。結局、恋愛してるんじゃなくて、承認欲求を満たそうとしてただけだったかも、って。
「自分を好きになれない」人が恋愛でやりがちな失敗あるある
ここ、すごく共感してほしいんだけど。
・相手の「好き」のハードルを勝手に爆上げする
「あの人が私を好きになるわけがない」って先に決めてしまう。で、向こうが好意のサインを出してても「気のせいでしょ」とスルー。チャンスを自分でつぶしてるんだよ、もったいない!
・付き合えたとしても不安が消えない
自己肯定感が低いまま付き合い始めると、今度は「いつか捨てられる」という恐怖が始まる。パートナーができたのに、全然安心できない。相手が友達と出かけただけで「浮気してるかも」って頭をよぎったりする。
はぁ…、これ、私もやってた。付き合えたのに全然幸せじゃなかった時期がある。
・「私なんかと付き合ってくれてありがとう」モードになる
これが一番、関係を壊しやすい。「ありがとうモード」になると、相手に対して何でも許してしまう。自分が嫌なことを言われても「私が悪いのかも」って飲み込んでしまう。それが積み重なると、ある日突然、感情が爆発する。
相手からしたら「え、急にどうした?」ってなる。でも実際は急じゃなくて、ずっと我慢してただけ。
自己肯定感と恋愛、本当に関係あるの?根拠を少し
「いやいや、自己肯定感とか関係なくモテる人いるじゃん」って思う人もいるかもしれない。
それ、間違ってはいない。でも、ちょっと区別してほしいのは「モテること」と「幸せな恋愛ができること」は別の話だってこと。
心理学に「愛着スタイル」という概念がある。幼少期の親との関係や積み重ねた自己イメージによって、大人になってからの恋愛のパターンが決まってくるという考え方。
自己肯定感が低い人に多いのは「不安型愛着」という状態で、常に「捨てられるかも」という不安を抱えながら関係を維持しようとする。だから、必要以上に相手に尽くしたり、試すような行動をとったりする。
これ、テクニックでどうにかなる話じゃないんだよね。根っこを変えないと、相手が変わっても同じことを繰り返す。
(あの人も、その前の人も、ぜんぶ同じパターンで終わってたな…って気づいたとき、背中がざわっとした)
私が本当に変わったきっかけ
これ、恥ずかしくてあまり人に言ってなかったんだけど。
27歳のとき、友達に誘われてひとり旅をした。長野に2泊3日、完全にひとり。
最初は不安しかなかった。「何かあったら誰もいないし」「ひとりで食事とか寂しすぎる」って。でも、行ってみたら、驚くほど自分が楽しめた。
朝、誰にも気を使わず行きたいカフェに入って、好きな本を読んで、気が向いたら散歩した。誰かの顔色を伺わなくていい時間が、こんなに心地よいとは…!
帰ってきたとき、なんか少しだけ「私、一人でもいけるじゃん」ってなってた。ちいさなことだけど、あれが確実に何かを変えた。
ざわざわしてた胸の奥が、静かになった感じ。
その数ヶ月後に今の彼氏と出会って、今でも続いてる。偶然かもしれないけど、あのひとり旅がなかったら、出会っても違う結果になってたと思う。
恋愛初心者へ、特に伝えたいこと
恋愛って、はじめはわからないことだらけだよ。正解もないし、「これさえやれば大丈夫」なんて公式もない。
でも、一個だけ確実に言えることがある。
自分を好きじゃないまま、誰かに好かれようとしても、うまくいかない。
これ、精神論じゃなくて、けっこう現実的な話。自分を信頼できてない人は、相手の好意を素直に受け取れない。受け取れないから、関係が深まらない。深まらないから「やっぱりだめだった」ってなる。この繰り返し。
だから、まず自分のバッテリーを充電することを、恋愛より先にやってみてほしい。
好きなものを食べて、好きな場所に行って、好きな服を着て。自分のご機嫌は、誰かに取ってもらうものじゃなく、自分でとるもの。
自分のことを「まあまあいいじゃん」って思えるようになると、不思議なくらい恋愛への構え方が変わってくるよ。
自己肯定感と恋愛の関係、一言でいうと
自己肯定感は、恋愛のテクニックより先に整えるべき「土台」。
土台がぐらついてる状態でどんな素敵な建物を建てようとしても、風が吹けば揺れる。でも土台がしっかりしてれば、ちょっとした嵐が来ても揺れない。
恋愛で何度も傷ついてきた人。いつもがんばってるのに報われない人。そういう人ほど、一回立ち止まって「私、自分のことどう思ってるっけ」って聞いてみてほしい。
その答えが、次の恋愛を変えるヒントになると思うから。
コメント