この不安って、おかしいのかな
ある夜、仲のいい友達がプロポーズされたって連絡をくれた。
「おめでとう!!」って即返しながら、心の中でなんか…ざわざわしてた。
(私には絶対できないな、それ)
おめでたいことなのに、素直に喜べない自分がいる。なんか、怖い。結婚って、自由がなくなるイメージがどうしても拭えなくて。
でも誰にも言えない。言ったら「結婚したくないの?」とか「彼氏に愛情がないんじゃ?」とかって言われそうで。
そんな気持ちでこの記事を開いたあなたに、まず言わせてほしい。
その不安、全然おかしくないよ。
私もずっとそうだったから。今日は、その「怖さ」の正体を、体験談も失敗談も全部ひっくるめて、できるだけ正直に話していく。
結婚で「なくなる自由」と「生まれる自由」、両方ある
結論から言う。「自由がなくなる」は、半分本当で半分思い込み。
スマホのプランで例えると分かりやすいかも。
今まで自分だけで使い放題だった「個人プラン」が「家族プラン」に切り替わる感じ。データの総量は増えるけど、「全部自分のもの!」って感覚は確かに薄れる。得してるのか損してるのか、正直最初はよくわからない(笑)。
なくなる自由はこのへん。
・誰にも断らずに自分の時間を使える自由 ・お金を好きに使える自由 ・誰とでもフラットに付き合える自由 ・思い立ったらすぐ動ける自由
反対に、生まれる自由もある。
・お金の不安から解放される自由 ・「老後ひとりかも」という恐怖を手放せる自由 ・なにかあったとき、ひとりで抱えなくていい自由 ・社会的な信用がついて、仕事や住まいの選択肢が広がる自由
どっちが大事かは人によって全然違う。だから迷って当然だし、怖くて当然。
自由がなくなると感じる5つの場面、全部ぶっちゃける
時間の自由
独身のとき、私は週末に何の計画もなく昼の12時まで寝て、気が向いたらカフェで本を読んで、夜中に映画を3本続けて観るような生活をしてた。
誰にも許可を取る必要なし。何時に起きようが、どこに行こうが、全部自分で決められた。
付き合い始めて初めての土曜、「今日どうする?」ってLINEが来た瞬間、ぞわっとした感覚を今でも覚えてる。
(あ、私の「なんでもない土曜日」が終わる)
って。
これが毎週続くの?毎年続くの?…って考え出したら、胸のあたりがぎゅってなってきて。
でも現実として、「土曜の午前は各自フリータイム」「月に一回は友達と自由に過ごすデー」みたいなルールを設けてる夫婦、めちゃくちゃ仲いいよ。時間の自由は「話し合い」でかなり守れる。
お金の自由
これ、正直リアルにキツい問題。
独身時代、給料が入ったら先に欲しかったコスメを買って、残ったら旅行行って、貯金ゼロでも「ま、いいか」で生きてた。完全なる刹那主義(笑)。
結婚したら? 毎月いくら家に入れるか、共有の口座に移すか、高い買い物をするときは相談必要か、全部決めないといけない。
スーパーで「このチョコ買っていい?」って聞く自分を想像したら…(泣)マジでやだ、それだけは絶対やだ。
(でも逆に聞かなかったら文句言われる?)とか考え始めて、もう頭の中がぐるぐるしてた。
でも実際に話を聞いた既婚の友人たちは、「家の共有費用を決めて、あとはお互い自由」というルールにしてる人が多かった。「3万円以上は相談する」みたいに金額で線引きしてるカップルも。
「結婚=お金の監視」は思い込みのケースが多い。パートナーとどう設計するかの話。
人間関係の自由
友達と急に飲みに行けなくなる、元カレとたまに連絡してたのがNGになる、異性の友人との関係がギクシャクする。
全部「制限されそう」なイメージがあるよね。
私の失敗談を話すと、付き合ってた彼に「男友達のグループLINEは抜けてほしい」と言われたことがある。
最初は「わかった」って答えた。でも数週間後、そのグループからごはん会の招待が来て。
(なんで私だけ外れないといけないの?)
じわじわと腹が立ってきて、黙って参加した。当然バレた。大ゲンカになった。
でもそこでちゃんと「その人たちとの付き合いを信頼してほしい」って伝えたら、彼も「確かに無理なこと言ってた」って認めてくれた。
制限されるかどうかは、相手次第でもあるし、伝え方次第でもある。黙ってやらかす作戦はダメだったけど(笑)、ちゃんと話したら変わった。これ、失敗から学んだこと。
趣味の自由
好きなアイドルのコンサートに行きたい。ヨガに週1通いたい。ゲームに週末丸一日使いたい。
「それ、結婚したら無理なんじゃ…」ってビビってる人、いると思う。
でも考えてみてほしい。趣味って、その人の「魂」みたいなもの。それを「結婚したから」という理由で急に手放す必要はないはず。
成功事例として、大好きな推し活を結婚後も続けてる友人がいる。夫もゲームが趣味だから、お互い「好きにしていいよ」文化が成り立ってる。
反対に、「夫に悪いから」って趣味を全部やめた友人は、3年後に「もう自分に話題がない」って言ってた。趣味を失った人が家庭に100%依存していくのを見て、怖いと思った。
趣味は守っていい。というか、守らないといけない。そのためにも、「この人は私の時間を尊重してくれるか」は、相手を選ぶ上でめちゃくちゃ大事な基準。
キャリアの自由
働く女性にとって、これが一番の核心かもしれない。
「彼が転勤になったらついていかないといけない?」「産休・育休でキャリアが止まる?」「最終的に仕事辞めさせられる?」
最悪のシナリオが頭の中でどんどん走り出すと、止まらなくなる。
正直言って、キャリアの問題は「結婚制度」より「相手選び」の話がほとんど。
家事を分担できるか、互いの転勤に柔軟に対応できるか、妻のキャリアをちゃんと尊重できるか。
相手の価値観次第で、結婚後の自由度は全然違う。「彼氏は結婚に向いてるか」を考える前に「この人は私のキャリアを応援できるか」を確かめることが、実はめちゃくちゃ重要。
「自由がなくなる不安」は、とても真っ当な感情
ちょっと立ち止まって聞いてほしい。
「自由がなくなるのが怖い」って感じることは、おかしくも弱くもない。
心理学の用語で「自律性欲求」というものがある。人間には「自分で選択したい」「自分の人生を自分でコントロールしたい」という根本的な欲求があって、それが脅かされると誰でも怖くなる。
プロポーズされて「やったー!!」と同時に「…やばい」ってなった人、絶対いるはず。
私の友人がまさにそうで、プロポーズされた夜、ベッドの中でぽろぽろと泣いてたって。うれし泣きじゃなくて、純粋に怖くて泣いてたって言ってた。「なんで泣いてるのか自分でもわからなかった」って。
その子、今は本当に幸せそうにしてる。
あの涙は「喜びがない」ことの表れじゃなくて、「大切にしてきた自分の世界が変わっていく」ことへの恐怖だったんだよね。
あなたが感じてる不安は、あなたが自分の人生を大切にしてる証拠。むしろ、それがない人のほうが心配。
ルール作りで、意外と解決できる
「自由がなくなる」問題の多くは、事前に話し合うだけでかなり変わる。
一言で言うと、「見えないルール」を「見えるルール」に変えること。
お金のルール例 ・毎月の共有費用を決めて、あとは個人の自由 ・「○万円以上は相談する」と金額で線引き
時間のルール例 ・週1は「ひとり時間」を必ず確保する ・連絡の頻度は「1日1回でOK」と事前に決める
人間関係のルール例 ・異性との食事は禁止じゃなく「事前に教える」 ・SNSのフォロー関係は干渉しない
「そんなこと決める必要ある?」って最初は思うかもしれない。
でも、決めないまま結婚して、後からすれ違って離婚するカップルを、私は何組も見てきた。ルールって束縛じゃない。お互いの自由を守るための「共有マップ」。
今すぐできる「不安の仕分け」ワーク
ここで一個だけ試してみてほしい。
スマホのメモを開いて、「結婚しても絶対失いたくないもの」を全部書き出してみて。
時間、趣味、友人関係、仕事、自分の名前、考え方の自由…なんでもいい。
書き出したら、こう分類する。
①話し合えば解決できる ②制度的に難しい(が、代替案がある) ③相手によって変わる
やってみると、ほとんどのことが「話し合えば解決できる」か「相手によって変わる」に入るはず。
「制度的に難しい問題」でも、今は事実婚・選択的別姓を選ぶカップルも増えてきてるし、選択肢はどんどん広がってる。
「全部あきらめないといけない」って、最初から思い込まないで。
それでも不安が消えないなら、本当の問題は別かもしれない
ここで少し正直な話をする。
ルールを決めても、話し合っても、「怖い」が消えないなら。
その不安の本当の原因は「結婚制度」じゃないかもしれない。
よくあるのが、「この人と一生いたいの?」という疑問を、「自由がなくなるのが嫌」という言葉にすり替えてしまうパターン。
相手への愛情に確信が持てないとき、人は「環境への不安」に置き換えて考えることがある。
「結婚が怖い」のか。「この人との結婚が怖い」のか。
そこを正直に掘り下げることが、次のステップ。
(もし「相手が違えばもう少し怖くないかも」って思ったなら、それが一つの答え)
もう一つ。
親の夫婦仲が悪かった人、幼い頃に家庭内の不和を見てきた人は、「結婚=不自由」「結婚=苦しみ」というイメージが無意識に刷り込まれていることがある。
それは経験から来た傷であって、あなたの将来の話じゃない。過去の映像と今の自分の話を、分けて考えることが大切。
まとめ:「自由がなくなる」は思い込みかもしれない
長々と書いてきたけど、一番伝えたいのはこれだけ。
結婚したら自由がなくなるのは、半分本当で、半分思い込み。
失う自由もあるけど、得る自由もある。何より「どんな結婚生活にするか」は、ふたりで決められる。
今、怖くてたまらなくていい。その怖さは、あなたが自分の人生をちゃんと大切にしてる証拠。
「結婚=自由の終わり」じゃない。
「どんな自由を、誰と、どうやって守るか」を選べる、それが本当の意味での結婚だと、私は思ってる。
まだ答えが出なくていい。でも、この記事を読んで少しでも「そうか、全部失うわけじゃないかも」って思えたなら、それで十分。
あなたのペースで、ちゃんと考えていこう。
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