「あれ、気づいたら周りの友達、みんな彼氏いるな」
ふとそんなことを思った瞬間、胸がギュッと苦しくなったことはありませんか。二十代前半の頃は「まだまだ時間はある」と思っていたのに、気づけばアラサーと呼ばれる年齢に。焦る気持ちと、でもどうしたらいいかわからないもどかしさ。その気持ち、痛いほどわかります。
私のところに相談に来る女性の中にも、同じような悩みを抱えている方がたくさんいます。そして、話を聞いていくうちに気づいたことがあるんです。恋人ができないアラサー女性には、いくつかの共通点があるということ。でも、それは決して「あなたに魅力がないから」ではありません。ちょっとした考え方の癖や、行動パターンを変えるだけで、状況は大きく変わる可能性があるんです。
今日は、そんなアラサー女性の特徴と、具体的な解決策についてお話ししていきますね。
まず最初にお伝えしたいのは、出会いの場が限られているという問題です。
これは本当に多くの女性が直面している課題です。朝起きて、満員電車に揺られて会社に行き、仕事をして、疲れて帰宅し、ご飯を食べてお風呂に入って寝る。休日は溜まった家事をこなして、少しゆっくりして、また月曜日が始まる。
この生活パターン、身に覚えがありませんか。
私の知り合いに、まさにこのパターンにはまっていた女性がいます。彼女の名前は麻衣さん。IT企業で働く29歳で、職場は女性が8割という環境でした。毎日残業続きで、休日は疲れを取るために家でゴロゴロするのが精一杯。「出会いがない」が口癖になっていました。
ある日、麻衣さんは大学時代の友人から「料理教室に一緒に行かない」と誘われました。正直、最初は乗り気じゃなかったそうです。休日くらいゆっくりしたいし、料理なんて面倒くさい。でも、友人の「お願いだから」という押しに負けて、しぶしぶ参加することにしました。
その料理教室で、麻衣さんは隣の調理台にいた男性と言葉を交わすことになりました。お互い料理が苦手で、失敗しては笑い合う。そんな何気ないやり取りから、連絡先を交換し、今ではその男性と交際しています。
麻衣さんは後からこう言っていました。「あのとき、面倒くさいって断っていたら、今の彼とは出会えなかった。出会いって、自分から動かないと本当にないんだなって実感した」と。
ここで少し面白い話を挟ませてください。実は麻衣さん、その料理教室で作ったのはハンバーグだったのですが、焼き加減を完全に間違えて、外は真っ黒、中は生焼けという悲惨な出来栄えだったそうです。でも、隣の男性も同じような失敗をしていて、二人で「これ、食べたらお腹壊すよね」と笑い合ったのがきっかけで仲良くなったとか。失敗が縁を結ぶこともあるんですね。
さて、話を戻しましょう。二つ目の特徴は、理想が高すぎるということです。
理想を持つことは悪いことではありません。むしろ、自分がどんな人と一緒にいたいのかを知っていることは大切なことです。でも、その理想が現実離れしていると、せっかくの出会いを逃してしまうことがあるんです。
相談に来てくれた女性で、こんな方がいました。彼女は32歳で、婚活を始めて3年目。これまで何十人もの男性とお見合いやデートをしてきましたが、なかなか交際に発展しませんでした。
話を聞いてみると、彼女には譲れない条件がいくつかありました。年収は最低でも700万円以上。身長は175cm以上。大手企業勤務か、士業などの専門職。そして、見た目は俳優のように整っていること。
一つ一つの条件は、決して無茶なものではありません。でも、これらを全て満たす男性となると、かなり数が限られてきます。そして、そういった条件を満たす男性は、当然ながらモテるので、競争率も高くなります。
私は彼女にこう聞いてみました。「その条件、全部満たしていないと、本当に幸せになれませんか」と。
彼女は少し考えてから、こう答えました。「正直、よくわからない。でも、妥協したくないんです。せっかく結婚するなら、理想の相手がいいじゃないですか」と。
その気持ちはよくわかります。でも、ここで考えてほしいのは、条件というのはあくまで「スペック」であって、「相性」とは別物だということです。
たとえば、年収700万円の男性と、年収500万円の男性がいたとします。年収だけ見れば前者の方が条件は良い。でも、年収700万円の男性が仕事ばかりで家庭を顧みない人だったら。年収500万円の男性が、あなたの話をしっかり聞いてくれて、一緒に笑い合える人だったら。どちらと一緒にいる方が幸せでしょうか。
その女性は、私との会話をきっかけに、条件を少し見直してみることにしました。絶対に譲れない条件と、できれば満たしてほしい条件を分けて考えるようにしたんです。すると、今まで「対象外」だった男性の中にも、話してみると素敵な人がいることに気づいたそうです。
今、彼女は年収も身長も当初の条件には満たない男性とお付き合いしています。でも、彼女はとても幸せそうです。「条件じゃなくて、一緒にいて心地いいかどうかが大事だって、やっとわかった」と笑顔で話してくれました。
三つ目の特徴は、自信の欠如と消極性です。
これは、特に真面目で謙虚な女性に多い傾向があります。「私なんかが話しかけても」「どうせ相手にされないだろうし」という気持ちが先に立って、行動に移せないパターンです。
ある女性は、職場で気になる男性がいました。別の部署の人で、たまに廊下ですれ違ったり、社内の飲み会で同じテーブルになったりする程度の関係。彼女はその男性のことが気になって仕方なかったのですが、自分から話しかける勇気がありませんでした。
「もし話しかけて、変な人だと思われたらどうしよう」「向こうは私のことなんて眼中にないだろうし」そんな考えが頭の中をぐるぐる回って、結局いつも笑顔で会釈するだけで終わっていました。
ある日、その男性が別の女性と親しげに話しているのを見かけました。彼女は胸が締め付けられるような思いでその光景を見ていました。後から聞いた話では、その女性と男性は同期入社の友人だったそうですが、彼女はそのとき、ものすごく後悔したそうです。
「あのとき、勇気を出して話しかけていれば、今頃は私があの場所にいたかもしれないのに」と。
自信がないというのは、実はとても損なことなんです。なぜなら、あなたの魅力は、あなたが思っているよりもずっと大きいから。でも、自信がないと、その魅力を相手に伝えることができないんです。
せっかくのおいしい料理も、蓋を開けなければ香りは伝わりません。自信を持って自分を表現することは、その蓋を開ける行為なんです。
では、どうすれば自信を持てるようになるのでしょうか。
一つの方法は、小さな成功体験を積み重ねることです。いきなり気になる人に告白する必要はありません。まずは、知らない人に道を聞いてみる。店員さんにおすすめを聞いてみる。そんな小さな「話しかける」練習から始めてみてください。
もう一つの方法は、自分の良いところを書き出してみることです。友人に「私の良いところって何」と聞いてみるのもいいですね。自分では気づいていない魅力を、周りの人は意外と見ているものですから。
四つ目の特徴は、過去の恋愛に囚われているということです。
過去の恋愛で傷ついた経験があると、新しい恋愛に踏み出すのが怖くなります。また傷つくのではないか。また同じ失敗を繰り返すのではないか。そんな不安が、心にブレーキをかけてしまうんです。
私のところに相談に来た女性で、こんな方がいました。彼女は27歳のとき、3年間付き合った彼氏に突然振られました。理由も曖昧で、彼女は長い間その出来事を引きずっていました。
31歳になった今でも、彼女は時々元彼のSNSをチェックしてしまうそうです。新しい彼女と楽しそうにしている写真を見ては、胸が痛くなる。でも、見るのをやめられない。
「もしあのとき、こうしていれば」「私の何がいけなかったんだろう」そんなことばかり考えて、新しい出会いがあっても、どこかで元彼と比べてしまう。そして、「やっぱり元彼の方がよかった」と思ってしまう。
これは、とても辛いことだと思います。でも、過去に囚われている限り、未来に進むことはできません。
過去の恋愛は、確かにあなたの一部です。でも、それはあなたの全てではありません。その経験から学んだことを糧にして、新しい恋愛に活かしていけばいいんです。
元彼のSNSをチェックする時間があれば、その時間を自分磨きに使ってみてください。過去を振り返って後悔する時間があれば、新しい出会いを探す時間に使ってみてください。
過去を手放すのは簡単なことではありません。でも、少しずつ、一歩ずつ、前に進んでいくことはできます。
五つ目の特徴は、趣味に没頭しすぎているということです。
趣味を持つことは素晴らしいことです。人生を豊かにしてくれますし、ストレス解消にもなります。でも、趣味に没頭しすぎて、恋愛の優先順位が下がってしまうことがあるんです。
ある女性は、アニメとゲームが大好きでした。休日は朝から晩まで推しキャラのグッズを集めたり、ゲームをしたり。友人との予定も「イベントがあるから」とキャンセルすることが多かったそうです。
彼女は「二次元の方が裏切らないから」と笑って言っていましたが、内心では恋愛したい気持ちもあったようです。でも、趣味の世界が心地よすぎて、現実の恋愛に向き合うのが面倒になっていたんですね。
趣味と恋愛は、どちらかを選ばなければいけないものではありません。両方楽しんでいいんです。でも、もし恋愛もしたいと思っているなら、趣味の時間を少しだけ削って、出会いの場に足を運んでみることも大切です。
さて、ここまでアラサー女性が恋人できない特徴についてお話ししてきました。もしかしたら、「私のことだ」と思った項目があったかもしれません。でも、落ち込む必要はありません。
これらの特徴に気づいたということは、変われるチャンスがあるということです。
最後に、私が出会ったある女性の話をさせてください。彼女は33歳で、ここまで話してきた特徴のほとんどに当てはまっていました。出会いの場は限られていたし、理想は高かったし、自信もなかった。過去の恋愛を引きずっていたし、趣味にも没頭していました。
でも、彼女はあるとき決心しました。「このままじゃダメだ。変わろう」と。
まず、週末の予定に必ず一つは外出する予定を入れるようにしました。友人に会う、習い事に行く、新しいカフェを開拓する。なんでもいいから、家から出ることを意識しました。
次に、理想の条件を紙に書き出して、本当に必要なものとそうでないものを分けました。そして、「一緒にいて楽しいと思える人」という、とてもシンプルな条件だけを残しました。
自信をつけるために、毎朝鏡の前で自分に「今日も素敵だよ」と声をかけるようにしました。最初は恥ずかしかったけれど、続けるうちに少しずつ自分を好きになれるようになったそうです。
元彼のSNSはブロックしました。見たくなる気持ちはあったけれど、前に進むために必要なことだと思ったから。
趣味の時間は減らさず、でも、その趣味を通じて出会える場所に行くようにしました。好きなアーティストのライブで隣になった人と話してみたり、推しが出ている映画の上映会で知り合った人と連絡先を交換したり。
そうやって少しずつ変わっていった彼女は、1年後、素敵な男性と出会いました。その男性は、彼女の趣味を「面白いね」と言って一緒に楽しんでくれる人でした。
彼女は言いました。「完璧な人を探すんじゃなくて、自分を好きでいてくれる人を探せばよかったんだ。そして、そのためには、まず自分が自分を好きになることが大切だった」と。
恋人ができないと悩んでいるあなたへ。大丈夫です。あなたにも、きっと素敵な出会いが待っています。でも、その出会いは、待っているだけでは来てくれません。自分から一歩踏み出して、自分を好きになって、新しい世界に飛び込んでみてください。
きっとあなたの魅力に気づいてくれる人が、どこかにいるはずです。焦らなくていい。でも、諦めなくていい。あなたのペースで、あなたらしく、恋愛を楽しんでいきましょう。応援しています。
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